4THE LEATHER Concept -コンセプト-


『手縫いを愉しむ』というコンセプトの元、
手縫いならではの技法「駒合わせ縫い」を使用した商品を中心に製造しております。

手縫いならではの「縫い目の美しさ」をお楽しみください。

駒合わせ



駒合わせ縫いとは


初めに革に菱目打ちと呼ばれる道具で縫うための穴を空け、革を直角に貼り合わせてから、
穴と穴とを菱錐(ひしぎり)で貫通させながら手縫いで斜めに縫い合わせます。

縫い目縫い作業



「使用している革」


4THEの駒合わせ縫い商品はベイカー社ブライドルレザーを使い製作しております。

マチの部分には一般的な貼り合わせではなく、一枚革を使いたかったので、
ある程度の厚みが必要になります。

その為、一般的な革ですと原厚が3mm程度な為、駒合わせのマチには適しておらず、
色々と探した結果、ベイカー社のブライドルレザーに辿り着きました。
この革は原厚が6mm程度もあり、実際に製作する際は4mmに漉き、使用しております。

このブライドルレザーは一般的なブライドルレザーと違い、表面に蝋がほとんど見当たらないのですが、
これは長い時間を掛けて革に蝋を染み込ませている為です。
※焼印をすると分かるのですが、熱を加えると蝋がじわ~っとたっぷり浮き出てきます。
※またオイルもしっかりと染み込んでいるので、触り心地がしっとりしております。

ただいくつか難点もございまして、ベイカー社のブライドルレザーは馬具用の革ですので、
傷などが非常に多いです。
また、革の染色は芯通しではなく、表面だけの染色ですので、深い傷などが付くと無染色の床面が
見えてしまいます。そして革の匂いも独特ですのでご了承を。